クリスマスショップ③
①、②の続きです。
クリスマスショップで見つけたくつ下が欲しくて、お父さんを呼びに家まで走るシカくん。

くん 「はっはっは…疲れたっ。」

ガチャッ
くん 「お父さ~~ん!」

お父さんは寝室で雑誌を読みながら寝転がっていました。
くん 「お父さん、起きて。クリスマスのくつ下が欲しいの。一緒にお店に来てよ!」
父 「え。くつ下?せっかくくつろいでるのに…外寒いでしょうに。」
くん 「寒いけど、シカちゃん待たせてるんだもん。早く早く!」
父 「そうか~。それじゃあ仕方ないな、お父さん出動だ。」

父 「よいしょっ」
お父さんは起き上がり、上着をはおって外へ出ました。

サクッサクッサクッサク…
シカくんがお父さんの手を引き、お店に向かって冷たい雪の上を急ぎます。
そのころ…

シカちゃんの待つクリスマスショップには、新しいお客さんが入ってきました。
ホワイトネコちゃんとシマネコちゃんです。
ちゃん 「あっ、シカちゃんも来てたんだ。可愛いお店がオープンしたね♪あっ、おっきいくつ下だ~。」
ちゃん 「ダメッ!!」
ちゃん 「え?」
ちゃん 「このくつ下はわたしとお兄ちゃんが買うの!」
ちゃん 「あ、そうなんだ…(取らないよ)。」
シカちゃんは、しっかりとくつ下を守っているようです。

くん 「着いた~!」
父 「ぶはっ、疲れたぞ。なんだ?このお店。クリスマス…ショップ?」

カランッ
お父さんがお店のドアを開けました。
すぐ、シカちゃんがいました。
ちゃん 「お父さん!」
父 「来たぞ。どれだ?くつ下って言うのは。」

お父さんは、シカちゃんが見張っていたくつ下を手に取ります。
父 「ほほ~。いいじゃないか!!2つとも買ってあげよう。」
ちゃん 「やったー♪」
くん 「ありがとうお父さん。」

お父さんはレジに向かいます。
父 「はい、これお願いします。」
店長 「ありがとうございます♪」
そんなとき、シカちゃんは何やらまた別の商品をもの欲しそうに見ています。
ちゃん 「ねぇ、お父さん…。」
父 「ん?どうした?」

父 「おっ、バッグか~。可愛いけど…。」
ちゃん 「でしょ! その、白い方が欲しい!」
父 「うーん…。」
お父さんは悩みます。
ちゃん 「お願い~。」
父 「あ、そうじゃなくてね、せっかく買うんならこっちの赤いほうを、お母さんにも買って行ったらどうかな?」
ちゃん 「えー!、じゃあそうしようそうしよう。」
まさかのまとめ買いでしょうか。

結局、お父さんはバッグを2つとも買い、くつ下とともにお会計を済ませました。
店長 「たくさん買われましたね。」
父 「本当だね。」
店長 「お父さんも、子どもたちのおねだりには敵わないんでしょうね。」
父 「はははは。可愛い娘たちなんでね。」
シカちゃんとシカくんも嬉しそう。
くん 「お母さんの分まで買っちゃうしね。」
ちゃん 「(クスッ)」
父 「では、失礼するかな。」
店長 「はい♪またお待ちしています。」
こうして、シカ親子はお店を後にしました。
無事お父さんを連れて来ることができ、くつ下を手に入れることができた兄妹。
とっても満足そうです。
今度はこのくつ下にプレゼントを入れてもらえるんだよ、などと話しながら、
帰り道は3匹仲良く歩いて行きました。
④(最終話)に続く。
クリスマスショップで見つけたくつ下が欲しくて、お父さんを呼びに家まで走るシカくん。



ガチャッ


お父さんは寝室で雑誌を読みながら寝転がっていました。






お父さんは起き上がり、上着をはおって外へ出ました。

サクッサクッサクッサク…
シカくんがお父さんの手を引き、お店に向かって冷たい雪の上を急ぎます。
そのころ…

シカちゃんの待つクリスマスショップには、新しいお客さんが入ってきました。
ホワイトネコちゃんとシマネコちゃんです。





シカちゃんは、しっかりとくつ下を守っているようです。




カランッ
お父さんがお店のドアを開けました。
すぐ、シカちゃんがいました。



お父さんは、シカちゃんが見張っていたくつ下を手に取ります。




お父さんはレジに向かいます。


そんなとき、シカちゃんは何やらまた別の商品をもの欲しそうに見ています。






お父さんは悩みます。



まさかのまとめ買いでしょうか。

結局、お父さんはバッグを2つとも買い、くつ下とともにお会計を済ませました。




シカちゃんとシカくんも嬉しそう。




こうして、シカ親子はお店を後にしました。
無事お父さんを連れて来ることができ、くつ下を手に入れることができた兄妹。
とっても満足そうです。
今度はこのくつ下にプレゼントを入れてもらえるんだよ、などと話しながら、
帰り道は3匹仲良く歩いて行きました。
④(最終話)に続く。
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