クリスマスショップ②

①の続きです。


オープンしたばかりのクリスマスショップ。
ののはなウサギさん親子の次にお店にやってきたのは…



ギニーピッグファミリーでした。
赤ちゃんも連れて家族みんなで来たようです。



父　「初めまして、ギニーピッグと申します。先日この村にやってきました。今日は家族で村めぐりをしていて、通りかかったので入ってみました。」
店長　「なるほどそうなのね。ギニーピッグさん。私はコアラです、よろしくお願いします。実はこのお店も今日オープンしたばかりなんですよ。」
母　「そうなの！、何だか嬉しいわ～。」


お父さんとお母さんが立ち話をしていると、



子どもたちはおもちゃの置いてある棚を見ています。
ちゃん　「ミニチュアハウスだ～！」
くん　「ヘリコプターかっこいい！」



ギニーピッグちゃんはお母さんにおねだりしてみました。
ちゃん　「ねぇねぇあのお家、可愛いよね、欲しいな～。クリスマスだし、だめ？」
母　「えー、だめよ、そういうのいっぱい持ってるじゃない。」
ちゃん　「持ってないよ！」



ちゃん　「え～ん、だめだって～。」
赤ちゃん　「プゥ…(´へ｀)」
くん　「そっか。クリスマスでもだめかー。」


カラン♪

お店にお客さんが入ってきました。



シカの兄妹です。
あたたかそうな上着を着ておしゃれしています。

店に入るなり、２匹の目に飛び込んできたのは、おそろいの大きなくつ下。



くん・ちゃん　「ぎゃ～～！」

２匹の悲鳴に、店内のギニーピッグファミリーも店長さんもびっくり。

くん　「欲しいね。」
ちゃん　「うん。これにプレゼント入れてもらう。」
くん　「お父さんに相談してみよう。」
ちゃん　「だね！あ、でもその間に売り切れちゃったらどうしよう…。」



くん　「じゃあシカちゃんここで待ってて！ぼく急いでお父さん連れてくるから。」
ちゃん　「えぇ、わたし一匹で待ってるの？」
くん　「うん。すぐ戻ってくるって。だからそれ、ちゃんと見張っててね！」
ちゃん　「分かった。見張ってる。」



シカくんは冷たい雪の上を、家に向かって走ります。

くん　「シカちゃんが待ってるし！はっはっは…、お父さ～～ん！」



③に続く。


シカのお父さんを無事呼んでこれるでしょうか。

このお店では、子どもたちはみんなおねだりしたくなってしまうようです。

シルバニア村のみんなに良いクリスマスが訪れますように…。