シカ先生の森の学校①

今日から数回にわたり、
まだ夏休み前の、学校のシュチュエーションをご覧ください。




7月の日差しを浴びた緑の屋根と芝生の校庭。
シカ夫妻が先生をしている森の学校の一日が、今日も始まろうとしています。




子どもたちがやってきました。

先生「みなさん、おはようございます」
子どもたち「おはようございまーす」

子どもたちは、みんな仲良く遅刻せずにやってきました。
そして教室にカバンを置くと……




さっそく校庭で元気よく遊び始めました。

くん「ハイッ　ハイッ」
ちゃん「がんばれー」
くん「よーし」




すべり台も大好き。

「イエーイ♪」
ちゃん「ちょっと～、そんな近くで見ないでよ」


外廊下から、シカ先生たちは子どもたちの様子を見守っています。
先生「暑いのに元気だねぇ」
先生「ほんと。いいことだわ。」




キコキコキコ…

キツネちゃんは、ブランコに乗っています。
ここはお気に入りの場所。




カラーン　カラーン♪

一時間目が始まる鐘が鳴りました。




先生「おはようございます。今日もはりきってがんばりましょう」

子どもたち「はーい」

先生「えぇと、今日の日直は…。おいっ！後ろの二人、前を向いて。」

シカ先生は厳しくもあります。

先生「日直はシマネコちゃん、よろしく」

ちゃん「はい先生。」



先生「今日は7月20日、晴れ。あ、ここに夏休みのプールの日程を貼っておくね。
さて、では授業を始めます」




先生「あ、えぇとその前に、上着をぬがせてね、今日は本当に暑いね。
僕はおしゃれが好きだけど、こういうときは仕方ない。
暑いのに無理して着ているようではスマートでないからね。
でもみんなみたいに、吊りズボンだけを一枚っていうわけにもいかないんだよ。
だって僕はいつもおしゃれでいたいからさ。大人になると」……

子どもたち「先生、その話はもういいよ」




さあ、シカ先生はどんな授業をしてくれるのでしょう。