シカ先生の森の学校⑤
森の学校のシチュエーション、前回の続きです。
今回が最終話になります。
暑い日差しの中でのスケッチの授業が終わり…

子どもたちは音楽室にやってきました。
今日の最後の授業は、音楽です。
ちゃん 「わたし、カブトムシ好きになっちゃったかも。」
くん 「ほんとー? じゃあ夏休みは森に虫採りにいこうよ!」
ちゃん 「いいね。」
くん 「わっ!ギターだ。」
ちゃん 「ほんとだ!前はなかったよね?かっこいい~」

たくさんの楽器が並べられた教室内。
そこに、シカ奥さんがやってきました。奥さんは音楽の先生です。
先生 「今日も発声練習から始めましょう。」
子どもたち 「はーい」
先生 「ァアアアァ~ はい。」
子どもたち 「ァアアアア~」
先生 「ううん、3つ目のアは大きく。 ァアアアァ~~」
子どもたち 「ァアアアア~」
先生 「汚いわ… ちょっと、女の子だけでやってみてください。さん・はい♪」
女の子たち 「ァアアアァ~」
先生 「そう!きれいじゃないですか~!男のたちは…、まぁいいわ♪」
くん 「え?」
先生 「じゃ、ネズミくん!」
くん 「え?ぼく下手だから一人じゃ無理ですよ。」
先生 「そうじゃなくて、指揮、次の曲で、ピアノに合わせて指揮者をお願いしますね。」
くん 「え、急ですね!…できるかなぁ。」
先生 「だいたいでいいですよ。気持ちを込めてくれればね。」

そして、シカ先生のピアノ伴奏に合わせて、ネズミくんが指揮者をやることになりました。
子どもたちは歌います。
(♪ポロンッ ポロンッ タララルラ~ タララルラ~♪)
「♪海の水面はおどる~ 大きな黄色い太陽に魅せられて~
遠い国から来た波のダンス~ たどりついたここが今日の晴れ舞台~♪」
先生 「そうね、高らかに!」
「♪今こそすてきな晴れ舞台~ おどりましょう~ 輝きましょう~
ラララララ~ ラララララ~♪」
(♪ポロンッ ポロンッ タララルララ ラララララ~♪)
(『おどる水面』 作詞:きいろい鯛)
先生 「そうですね。声はいまいちなんですけれど、みなさんとっても優しい気持ちで歌えているのでこれでいいでしょう。」
くん 「えー…」
先生 「それでは今日の授業はこれで終わりにします。帰りに、みなさん、教室の楽器が増えましたので見ていってくださいね。ではまた。」
シカの奥さん、少しいい加減なところがあるようですが、
みんなの歌声に気持ちがこもっていたのは確かです。

ちゃん 「ねぇねぇネズミくん、これトランペットだよね。」
くん 「うん、ぼくも気になってたんだ~。かっこいいなぁ。先生吹けるのかな?」
(♪ジャジャーーンッ)

ちゃん 「キャーッ、わたウサギくんがギター弾いてる!!」
ちゃん 「すごーい!」
ちゃん 「えーっ?」
いたずら好きのわたウサギくん、どうやら女の子たちにギターでいたずらしちゃったようです。

帰りの時間。
子どもたちは黒板のある教室に戻り、帰りのあいさつです。
先生 「みんな、今日はスケッチの授業楽しかったかな?先生がみんなのために、今日思いついた授業だったんだよ。」
くん 「楽しかったです!」
先生 「そっか、それはよかった… 紙ヒ…、あ、なんでもない。では、シマネコちゃん。」
ちゃん 「はいっ。 さようなら。」
子どもたち 「さようなら~」
先生 「さようなら。」

子どもたちが教室を出始めると、日直のシマネコちゃんはシカ先生の所へ行きました。
ちゃん 「先生、英語の授業の時のこと、わたウサギくん、あのあと、ちゃんと反省していました。あまり、落ち込まないでくださいね。」
先生 「そっか、シマネコちゃん、ありがとう。あ、そういえばね、カブトムシを木に帰すとき、ぼくのシャツが土で汚れないか心配だったんだ。情けないね。」
ちゃん 「いえ、先生はおしゃれが大事ですもんね。じゃあ、さようなら。」
先生 「さようなら。日直お疲れ様でした。」

女の子たちは、ギターを弾いたわたウサギくんに興味深々です。
紙ヒコーキのことなんて、すっかり忘れています。

シカ先生と奥さんが、みんなを外までお見送り。
先生・
先生 「また明日~!」
子どもたち 「さようならー♪」
こうして、森の学校の一日は終わりました。
完
5回にわたって、森の学校の物語を読んでくださってありがとうございました。
今回は合唱曲の作詞もしてみました 笑。
シカ先生に、またどこかでお会いしましょう。
飾るポイント:
トランペットほか吹奏楽器は「あこがれこてき隊セット」、
ギターは、私自身がギターに憧れていた数年前に、写真を見ながら紙粘土に着色して作りました。
赤いほうのギターは、棒の部分が細いので壊れかかっています。
今回が最終話になります。
暑い日差しの中でのスケッチの授業が終わり…

子どもたちは音楽室にやってきました。
今日の最後の授業は、音楽です。






たくさんの楽器が並べられた教室内。
そこに、シカ奥さんがやってきました。奥さんは音楽の先生です。

子どもたち 「はーい」

子どもたち 「ァアアアア~」

子どもたち 「ァアアアア~」

女の子たち 「ァアアアァ~」








そして、シカ先生のピアノ伴奏に合わせて、ネズミくんが指揮者をやることになりました。
子どもたちは歌います。
(♪ポロンッ ポロンッ タララルラ~ タララルラ~♪)
「♪海の水面はおどる~ 大きな黄色い太陽に魅せられて~
遠い国から来た波のダンス~ たどりついたここが今日の晴れ舞台~♪」

「♪今こそすてきな晴れ舞台~ おどりましょう~ 輝きましょう~
ラララララ~ ラララララ~♪」
(♪ポロンッ ポロンッ タララルララ ラララララ~♪)
(『おどる水面』 作詞:きいろい鯛)



シカの奥さん、少しいい加減なところがあるようですが、
みんなの歌声に気持ちがこもっていたのは確かです。



(♪ジャジャーーンッ)




いたずら好きのわたウサギくん、どうやら女の子たちにギターでいたずらしちゃったようです。

帰りの時間。
子どもたちは黒板のある教室に戻り、帰りのあいさつです。




子どもたち 「さようなら~」


子どもたちが教室を出始めると、日直のシマネコちゃんはシカ先生の所へ行きました。





女の子たちは、ギターを弾いたわたウサギくんに興味深々です。
紙ヒコーキのことなんて、すっかり忘れています。

シカ先生と奥さんが、みんなを外までお見送り。


子どもたち 「さようならー♪」
こうして、森の学校の一日は終わりました。
完
5回にわたって、森の学校の物語を読んでくださってありがとうございました。
今回は合唱曲の作詞もしてみました 笑。
シカ先生に、またどこかでお会いしましょう。
飾るポイント:
トランペットほか吹奏楽器は「あこがれこてき隊セット」、
ギターは、私自身がギターに憧れていた数年前に、写真を見ながら紙粘土に着色して作りました。
赤いほうのギターは、棒の部分が細いので壊れかかっています。
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コメント
可愛らしい学校のお話、どれも楽しく拝見させていただきました。
手作りの昆虫やギターお上手ですね。
小物が自分で作れちゃうなんて羨ましいです。
私も粘土に挑戦してみたくなっちゃいました。でも無理だろうな…。
手作りの昆虫やギターお上手ですね。
小物が自分で作れちゃうなんて羨ましいです。
私も粘土に挑戦してみたくなっちゃいました。でも無理だろうな…。
らなさん>
なんとっ、子どもたちの合唱が聴こえましたか~♪
気持ちのいい合唱でした、ありがとうございます!
ギターなんてシルバニア村には珍しそうだけれど、
なぜかわたウサギくん弾けちゃっています。
risukoさん>
物語、読んでいただいてありがとうございます*
ちょうど良い小物がないか探してみたけれどなかった、
なんてときは、じゃあ作る?という流れに。
小学校の工作気分でやれるので、自由のきく粘土細工は
楽しいですよ*
なんとっ、子どもたちの合唱が聴こえましたか~♪
気持ちのいい合唱でした、ありがとうございます!
ギターなんてシルバニア村には珍しそうだけれど、
なぜかわたウサギくん弾けちゃっています。
risukoさん>
物語、読んでいただいてありがとうございます*
ちょうど良い小物がないか探してみたけれどなかった、
なんてときは、じゃあ作る?という流れに。
小学校の工作気分でやれるので、自由のきく粘土細工は
楽しいですよ*
こんにちは。。
コメントできなくてすいませんでした^^
小物の置き方がかわいいですね❤
私も頑張ります!!
コメントできなくてすいませんでした^^
小物の置き方がかわいいですね❤
私も頑張ります!!
モネコさん>
小物の置き方ですか?
ありがとうございます!
音楽室に楽器をいろいろ置いてみました~*
モネコさん忙しそうですが、楽しいブログ作り頑張ってください♪
小物の置き方ですか?
ありがとうございます!
音楽室に楽器をいろいろ置いてみました~*
モネコさん忙しそうですが、楽しいブログ作り頑張ってください♪
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私の脳内では、子供たちが、ものすごーく気持ちのいい合唱を歌ってくれました。ギターがすごいです。そして、わたウサギくん、紙ヒコーキの事ギターで忘れちゃってる・・・可愛いすぎます!!